2018-12-10 第二夜 日記 こんばんは。 熱燗で一杯、やってます。 夜も更けて、何やら風が凄まじいですね。 道行く人は、横なぐりのクラゲに注意してください。 新聞受けにヤリイカが一本、飛び込んできました。 「こいつを炙って、酒の肴にするがよい」 勝手に家に上がり込んでいた光源氏が、タバコをくゆらせ言いました。 これが最期と深夜のローカルラジオから、密かに流れ出したのは、舟唄。 吹きすさぶ風に、無惨に散らされてゆくその旋律を追いながら、一杯傾け、 まるで見ず知らずの思い出を、しみじみ味わっているところです。