口さみしいのに、歌う歌がありません。 ひと晩じゅう、安いホルモンをひたすら噛んで過ごしています。 十年前に開けてひと口飲んだだけ。 今更ながらその酒を、奈落の底まで探しに行こうか。 ふとストーブの火が消える音。 「灯油はあるか」 具のないおでん…
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